オゾンとは?
オゾン(OZON)は、3つの酸素原子からなる酸素の同位体であり、分子式はO3で折れ線型の構造を持ちます。
オゾンはフッ素に次ぐ強力な酸化作用があり、殺菌・ウィルスの不活化・脱臭・脱色・有機物の除去などに用いられ、日本およびアメリカ合衆国では、食品添加物として認可されており、作業化の安全濃度は0.1ppmと規定されています。
ヨーロッパでは医療への活用が多数試され、その効果が証明されており、近年は日本でも医療、介護、食品、酪農を主とする農業などの分野で殺菌・消臭・廃棄物処理目的で使われることが多くなりました。
AMED開発委託社である株式会社タムラテコは、長年にわたり各分野(食品・酪農・防衛・消防)へのオゾン生成装置の開発とオゾンを活用したソリューション事業を手掛けてきた実績から、当開発製品のメインテーマである
オゾンによる抗がん剤の分解という世界でも初めての事業開発に着手し、2017年4月に発売できることになりました。
CT値とは?
オゾンは無色透明の気体で、フッ素に次ぐ酸化力で様々な物質を分解する効果があります。このエビデンス(根拠)として必要不可欠になるのが、殺菌・不活性効果を示す指標です。
指標はCT値と呼ばれ、濃度と燻蒸時間の積で求められます。
オゾンCT値を正確に計測し、各種抗がん剤が毒性を失う値を研究することが世界で初めて実用化される抗がん剤分解機能を持った安全キャビネットの革新的技術となります。
超高濃度オゾンによる、抗がん剤の分解が実証されました。
今後も増加する各種薬剤の分解CT値を研究し続けます。